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Mac OSでのスタイルファイル(.sty)のインストール

使用OS: Mac OS X Lion(10.7.4)

使用ソフトウェア: TeXShop ver. 3.10

 

基本的にインターネット上の日本語での解説の少ないLionでのLaTeX環境構築は奥村晴彦さんの「LaTeX2ε美文書作成入門」を購入すればなんの問題もなくできそうなのですが(書店で立ち読みしただけなので定かではない)、本を買うお金すら無い学生にとってはなるべくインターネット上の無料リソースで全てを済ませたいものです。

 

というわけで今回はLionでLaTeXのスタイルファイルを使う時の話。

 

自分で拾ってきたスタイルファイルはちゃんとLaTeXのシステムに教えてあげないと、

\usepackage{○○.sty}

とするだけでは

!  LaTeX Error: File '○○.sty' not found.

となって、いちいちファイルの場所を指定しないといけなくなります。

そこで、その教えてあげる方法。

 

ターミナルを開き、ダウンロードしたスタイルファイルのあるディレクトリに移動して、以下のコマンドを実行します(スペースの位置に気をつけて下さい)。

 

$ sudo mkdir -p -v /usr/local/texlive/texmf-local/tex/latex/○○

$ sudo mv ○○.sty /usr/local/texlive/texmf-local/tex/latex/○○

$ sudo mktexlsr

 

各コマンドの意味は以下のとおりです。

 

sudo

:super user doの略で、管理者権限での操作をすることを表します。そのため、上記コマンドを入力すると

Password:

と表示され、Lionで設定したパスワードを求められます(パスワードは入力しても表示されないので注意)。

 

mkdir

:make directoryの略で、新規ディレクトリを作成するコマンドです。

 

-p

:mkdirのオプションです。作成するディレクトリの親ディレクトリがない場合に、そのディレクトリも作成します。

 

-v

:mkdirのオプションです。mkdirによって作成されたディレクトリ1つ1つに対して、作成されたことを表すメッセージを表示します。

 

mv

:moveの略で、ファイルを移動するコマンドです。

 

mktexlsr

LaTeXシステムはtexmfやtexmf-localなどのディレクトリ下のファイル検索を高速化するため、それぞれのディレクトリにあるls-Rファイルにその情報をリスト化し、保存しています。mktexlsrはそのままmake TeX ls-Rと読めるように、このリストを更新するためのコマンドです。

 

/usr/local/texlive/texmf-local/tex/latex/○○

:作成するディレクトリや移動先のディレクトリの場所と名前です。「○○」にはスタイルファイル○○.styのな前を入力します。この場所は環境によって異なる場合がありますので、mkdirコマンド実行後、あまりにも多くのディレクトリが作成されている場合にはtexmf-localの場所を見なおしてみてください。

 

 

以上ですが、実はこれ以外にも方法はあるようです。

また、ls-Rについては、

http://0xcc.net/misc/mktexlsr.html

にあるような意見も見られました。情報の信頼性は、ご自身の判断でお願いします。

 

以下参考サイト

・mkdirとrmdirの -p --parents オプション - http://sonic64.com/2004-12-13.html (mkdirのオプションの説明)

・Re: installing new packages under mactex and texshop - http://newsgroups.derkeiler.com/Archive/Comp/comp.text.tex/2008-05/msg00295.html(スタイルファイル登録のためのコマンド)