Mac OS X LionへのTitanium環境構築
javascriptのコードを書くだけで、iOS用のObjective-CコードとAndroid用のJavaコードの両方を生成してくれる、それはそれはありがたいTitaniumというSDKがおるらしいので、早速環境構築をやってみた。
環境構築に必要な物は以下。
1. iOSのSDK
これはAppleからダウンロードできたはず。ググれば出てくる。
これも普通にGoogleからダウンロードできる。ただ、バージョン2.2でないとTitanium上でうまく動作しないので、必ず2.2を入れる。めちゃ時間かかる。
3. Titanium Studio
aptanaベースの、まあまあ使い良い統合開発環境にTitanium SDKがくっついているもの。appceleratorというところのサイトからダウンロードできる。
それぞれダウンロードしたらTitanium Studioをインストールして、
「環境設定」→「Aptana Studio」→「Titanium」で
「Android SDK Home」にAndroid SDKのディレクトリパス(platformsディレクトリとかsamplesディレクトリの親ディレクトリ)を入力し、
「Default Android SDK」を「Android 2.2」にする。
(ここでもし「Android 2.2」がなければ、ちゃんとバージョン2.2がダウンロードされていなかったり、Android SDKのパスが間違っている可能性がある)
「File」→「New」→「Titanium Mobile Project」とやって、
プロジェクトの形態、名前、App Id (このままJavaのパッケージ名になる)を入力してあげれば、めでたくサンプルコードの書かれたプロジェクトが生成される。
ちなみにこのとき、「Deployment Targets」の「iPad」、「iPhone」、「Android」、「BlackBerry」、「Mobile Web」のうちチェックできないものがあれば、それのSDKがうまく読み込めていないということなので、チェックできるようになるようにうまくSDKをダンロードし直す。
「Set-up/Configure SDKs」のリンクをクリックするとすぐに環境設定が開いて、「Configure」ボタンでそれぞれのダウンローダとかをぱっと開けるので、便利。
プロジェクトが上手く生成されたら「Project Explorer」ウィンドウから作成したプロジェクトを副ボタンクリックして、「Run As」を選択すると各モバイル環境のエミュレータで即実行することができる。
iPadとiPhoneとAndroidとかやってみると、それぞれちょっとは違うものの、綺麗に動いて感動。
ちなみに、表示されるのはタブで切り替えられる2つのウィンドウ。
あと、さらにこのTitaniumの素晴らしいところとして、綺麗なプロジェクトの形でObjective-Cコード、Javaコードを生成してくれるところが挙げられる。
起動時にワークスペースに指定したディレクトリ内のプロジェクトのディレクトリに移動すると「build」というディレクトリがあるので、この中を探せばJavaもObjective-Cもコンパイル前のコードが見られる。
これは、最悪Titaniumで実装できない操作をしたくなった場合に、JavaやObjective-Cに乗り換えられる、ということなのかな。
まあ、とりあえずこれからアプリ作ってみようかと思います。